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うつとはたらく

自律神経失調症だけど頑張って働いてます

君は増田壮太を知っているかい?

音楽

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いや私もよくは知らないんですが。

Base Ball Bear小出祐介さんが岡村靖幸さんに勧めていたので聴いてみた。

 

私はJBやスライやNasを信奉している身ですから、いわゆるギターロックからは遠ざかっているんだけど、YOU TUBEで一聴して「これはガチ」だとわかりました。

ジャンルとしては90年代初頭のシューゲイザーっぽくて、そこにトム・ヨークとかエリオット・スミス的な内省感が加わった感じ。

くるりフィッシュマンズとも共通性がある。

 

まぁ~暗いんだけど、この手の暗さは私の中にもあるわけで、聴き入りますね。

小出氏が指摘しているように、ギターの鳴らし方自体が独特。

音は違うんだが、ヴェルヴェッツみたいな美しさがある。

 

増田壮太氏は自ら命を絶つという手段で亡くなられたらしい。

うーん・・・

失礼ながら曲やブログから察するに、分裂的な性格で苦しんでいたんだろうと思う。

音楽をやっていて、しかもこれほど才能があるんだから、ものすごく我儘なはずなんですよ、彼の内面は。

でも、他人を傷つけないように(少なくとも面識のない赤の他人に対しては)なるべく気を使うタイプの人なんだろうなというのが、文面から伝わってくる。

そして、彼のような巨大な才能を抱えた人間が人畜無害に徹することができるはずもなく、人と衝突もしてたんだろうなと。

で、売れないことや、音楽とは無縁の社会的な労働をしなくてはならないことでストレスが溜まりに溜まり、セルフコントロールできずに・・・

いや、まぁただの想像なんですけども。

 

死後、彼を追った映画(『わたしたちに許された特別な時間の終わり』)が製作されているようだが、レンタルショップに置いてないんだよなぁ。

自腹で買うしかないか。

でも、亡くなったミュージシャンに自己投影してしまうのは危険だし、深入りしない方がメンタル的にはいいのかなとも思う。

 

彼が亡くなったのは2010年の12月。

現在は2017年の3月。

7年前よりも音楽ビジネスにおけるディスクの価値は減少し、「皆平等に売れない時代」になった(一部のアイドルを除いて)。

NONA REEVES西寺郷太さんは、「音楽が売れない時代になって活動しやすくなった」と語っている。

増田さんも今の時代なら、ceroみたいに地味に愛される音楽活動ができたのでは。

それともやはり、天才に居場所なんてないのだろうか。

 

増田壮太 - 『僕らはシークレット』。何気に演奏も完璧。